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■美観性に配慮  


・調和する配色を選ぶ

色彩の調和については、これまで多くの研究がある。
その中でもカラーハーモニーマニュアルとしてまとめられているオストワルドの色彩調和論や
美度を数値によって表すことを試みたムーン・スペンサーの色彩調和論などが有名であるが、
環境色彩分野のカラーコーディネーションが対象とする多様な場を考えるならば、
あまり細やかな配色論は有効ではない。
以下に、3つの基本的な色彩調和の型を示すので参考にして欲しいと思います。

・類似色調和型
オフホワイト系やブラウン系といった似たような色彩でまとめていく方法。
同じような色彩で揃うのでまとまりやすいが、対象物が多すぎると単調で変化に乏しい景観になる恐れもある。

・色相調和型
同一の、あるいは類似の色相にある色彩でまとめる方法。
例えばYR(イエローレッド)系の色相にある明るいオフホワイトの色や茶色
あるいは少し彩度を落としたオレンジ色など、
近い色相の色彩を組み合わせると環境に調和が得られやすい。

・トーン調和型
同一、あるいは類似のトーンにある色彩でまとめる方法。
色相は異なるがライトトーンやダルトーンといったトーンを一定にすることによって、
色の強さが揃った配色となり調和感が生まれる。

・騒色を取り除く
特に都市部では過剰な広告や看板が目立つが、そこに使われている色彩はほとんどが原色であり、
生活者にとって重要な信号機などの公共のサインを見えにくくしていることも多い。
街には賑わいも大切であり、適度な商業活動は楽しい活気のある雰囲気を作り出す。
しかし、過剰な色彩の氾濫は避けなければならない。
騒色を取り除くだけで、街全体がきれいで、美しくなるだろう。


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